■第2回■

<キャラクターについて〜その1>
うすうす気が付いていらっしゃる方も多いと思いますが、NATORI烏賊は母親&人妻キャラが大好きです。
『催眠術』での青木ゆかり、『催眠学園』での倉沢しのぶ、『ガジェット』での野中裕子&早坂シセル、そして『相姦遊戯』での鹿島あおい……等々。
ポイントは[母性]と[生活感]でしょうか。

[母性]はキャラクターの性格しだいでうまく表現もできるときもありますが、[生活感]はいつも苦労しています。
(純愛モノなどでは、日常シーンを多くすることでその生活感を表現できるかもしれませんが…)
人妻&母親キャラクターのもつ生活感は、いざHシーンになったときのギャップとなり、かなり重要な点なので、いつも試行錯誤の繰り返しになっています。

さて『催眠術2』では、母親と叔母の姉妹が対を成す形で存在しています。
キャリアウーマンの実母と、家庭の主婦である叔母。 真面目で融通のきかない「桜井佐和」、いつも明るく優しい「高瀬志乃」。 (普通に考えれば、そんな母親よりも叔母の方が良いわけですが…!?)
主人公の催眠によって変化する、この姉妹の微妙な関係にもご注目ください。


<開発工程〜キャラクターデザイン>
普段はあまり機会もありませんので、開発の工程についても書いていきたいと思います。

キャラクターの設定をした後、デザインを依頼することになります。
原画は『相姦遊戯』と同じ吉野恵子さんですので、キャラクターのイメージが被らないようにお願いしました。

同時に、あまり極端な服装等にならないよう注意してもらいます。
ヒロインたちは催眠術で色々と変なコトをさせられるわけですが、あまり極端な格好をしたヒロインたちだと、行為の内容よりもそっちのほうが気になってしまうかもしれないからです。
まったくの私見ですが、いわゆる凌辱系ゲームの場合は普通っぽい服装のほうが(リアル感という意味でも)望ましいと考えています。
ただ、あまりにも地味だと雑誌や広告などでの見栄えに問題がでますので、このあたりはかなりの難題です。
今回の吉野さんはそれに応えて頂き、そうした様々な点を含めて理想的なデザインになったかと思います。
皆さんは、どのヒロインがお好みでしょうか?