裕福だが、家族関係の冷え切った家庭で育った葛城亞里栖。
ある日ネットサーフィンをしていて見つけた女性向け夢占いWEBサイトで
『あなたの本当の夢を叶える』と言う売り文句に好奇心を惹かれ、アンケートに答えた日からその夢ははじまった。
WEBサイトの名前はトワイライト・ハウス(黄昏の館)。
ごく普通の夢占いサイトと思われたそのサイトはしかし、会員制ポルノサイトの入り口だった。
そこで亞里栖が見た物は、自分の名前の登場人物が様々なシチュエーションで陵辱される連載小説だった。
不安な気持ちを抱えたまま眠りに付いた亞里栖が見た物は、WEBサイト上の陵辱劇の『続き』だった。
毎夜淫夢の中で繰り返される陵辱。
次第に快楽へ溺れてゆき、WEBサイトに通い詰める亞里栖。
淫夢は進んでゆくに連れ、夢以外ににも影響を及ぼし始める。
やがて『黄昏の館』の運営者、幻夢が亞里栖の前に現れる。
彼女は亞里栖に何を求めて淫夢を見せるのか…。
「私、どうなってしまうんだろう?」
不安になった時には、既に亞里栖の身体は淫夢無しでは居られない、疼き続ける淫乱の身体になっていた。
駄目だと思いつつ、毎日WEBサイトへ行き、自分を陵辱する物語を求めてしまう。
やがて、夢と現実の境界があいまいになってゆく中、亞里栖を慕う後輩の絵衣美までもが淫夢の餌食へとなっていった…。